東国原

お笑いタレント・そのまんま東氏が宮崎県知事選に当選し、東国原英夫知事として登場して2週間ほどが経過した。新知事は就任直後から鳥インフルエンザ対策に奔走し、また今日の報道では知事選挙での対立候補に対し副知事就任を打診したという。しかし、ここで書こうとするのはそうした彼の知事業務や政治活動についてではない。彼の本名・東国原という姓についてである。

この姓「東国原」は、姓が検索できるサイト「全国の苗字(名字)」によれば全国に11世帯存在する。また、姓名研究家の牧野恭仁雄氏によると、この姓は国分市(鹿児島)の東側に位置する末吉町に集中しており、そこで発祥した名前と考えられ、国分の東側という意味で「東国原」になったと推測されるという。(以上「ZAKZAK」記事)

次に「東国原」の「原」を「ばる」という読みについて取り上げてみよう。「原」を「ばる」と読む地名は九州地方に頻出する。私の居住する福岡県には、思いつくだけでも前原、桧原、屋形原、春日原、白木原など幾つも存在する。他に佐賀県には中原、大分県には長者原、宮崎県には西都原などがある。

この「ばる」の語源については、韓国・朝鮮起源説、古日本語起源説などがあるという。(「~原」を「はる」「ばる」と読む地名参照。なお、同ページでは独自の語源説が展開されている。)

さらに、この「ばる」と、カンダハルの「ハル」、ハンブルグの「ブルグ」、クアラルンプールの「プール」等との関連を考えている人も存在する。(新・古代学の扉

「原(ばる)」の背後には壮大な歴史的・地理的広がりを感じさせるものがある。

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