消えた半ズボン少年

「消えた半ズボン少年」(産経新聞2月7日)というニュースに目がとまった。

記事は「半ズボン姿の男の子がいなくなった。」と書きだす。

「半ズボンはいかにも活発で、きりっと男の子らしくもあり、あどけなさを感じさせるものだった。しかし、ファッション誌を読みなれた母親達は、子供服でも個性やセンス、かっこよさを重要視するようになった。」(子供服関係者)

半ズボンが消え始めたのはいつごろか?諸説あるが、昭和と平成の境目の頃だという。原因としては、ヒップホップのファッションや、サッカーやバスケットの漫画の影響でハーフパンツが注目されるようになったことがあげられている。

また、下着がブリーフからトランクスやボクサーブリーフに変化しつつあり、下着が見え易いため半ズボンが敬遠されている、とも書かれている。


半ズボンについて私には一つの思い出がある。小学校高学年のとき私は農村から地方都市に転校してきた。その時はまだ寒い季節だったにもかかわらず男の同級生達はみんな半ズボンだった。田舎では夏以外は半ズボンをはかなかった。私は半ズボンに「都会」を感じていた。

しかし、その後は田舎でも男の子達は半ズボンを冬にもはくようになっていく。こうして半ズボンは小学校までの男の子達の象徴的ファッションとなる。

その半ズボンが近年消滅しつつある。記事は上記のいくつかの理由をあげているが、もっと根本的な要因がありはしないか?「可愛く元気」という子供観が大人の間で変化しつつあるのではないか?そのために「可愛く元気」の象徴だった半ズボンが消滅しつつあるのではないのか。

半ズボンの消滅とともに小学生の女の子達のスカート丈もかつてより長くなっているように思う。(極限的にまで短くなった女子高生のスカート丈に反比例するように。)

大人とは違う世界に住んでいた子供達が「小さな大人」になりつつあるのではないか。そのように大人にとっての子供が変わりつつあるのではないのか?

【関連リンク】

半ズボン(Wikipedia)

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