カエルの呼称

以前このブログでカエルツボカビ症について書いたことがある。かつて私たちの身近に生存していたカエルが急速に姿を消しつつあり、その原因の一つがツボカビ症だということだった。

今回もカエルについて書こうと思っている。ただしカエルの方言についてなのだが。
時々訪れるブログでカエルのことを「ビッキョ」と呼んでいる書き込みに出会った。私はこの言葉に一種懐かしい語感を覚えた。私は幼いころ佐賀県に住んでいたのだが、カエルのことをこれとよく似た呼び方をしていた。「ビッキョ」ではなく「ビッキー」と。(「ビッキ」と語尾を延ばさない呼び方もあるようだ)

この国ではカエルのことをどういう言葉で呼んでいるのだろうか?Web上を検索してみると様々な言葉で呼ばれていることがわかる。「ビッキョ」に近い言葉だけをいくつかを拾ってリンクを貼ってみた。

ビッケ
ビッキタン
ビッキャ

これらは明らかに同一語源と考えていいだろう。一体何が語源だろうか?
「ビッキ=アイヌ語語源説」というのがある。すでに故人となっている北海道出身の彫刻家に砂澤ビッキという人がいる。この「ビッキ」という名前はカエルを表すアイヌ語から取った彼の愛称だということである。しかし「ビッキ」がアイヌ語起源だとすると何故その言葉が九州にまで分布しているのか?この議論はもしかすると日本語の起源説にまで及ぶかもしれない。

ところで佐賀で「ビッキー」と呼んでいたのは小型のカエルに限られていた。大型のカエルは「ドックー」という別の言葉で呼んでいたと記憶している。だがこちらの方はWeb上を検索してみてもピッタリの言葉に到達できなかった。ただ最初にあげたブログにコメントされた方が、「どんこびー」という言葉をかいておられた。これはもしかすると「ドックー」と関連するかもしれない。

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