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玄界島

私はこの十年ほどゴールデンウィークには近くの島に出かけることにしている。人出の少ない離島でボンヤリ1日を過ごすためだ。去年は小呂島に渡った。

最初に渡った島が玄界島だった。多くの方は「玄界島」という名前を、2005年3月20日の福岡県西方沖地震で壊滅的被害を受けた島として記憶されているだろう。

今日私は再びその島へ渡った。前回、少数の釣り客が乗っている他は閑散としていた客室は、今日は何故かほぼ満席だった。その理由は着岸してみてわかった。

島に「玄界島復興完了感謝祭」の看板が掲げられていたのだ。今日はその式典とイベントが予定されていた。そのため多くの人々が来島したというわけだ。

式典は12時半からなのでそれまでは前回と同様、島の裏側に行ってみることにする。玄界島は一周約4キロの島だが、前回は裏側は道路が途切れていて、一周できなかった。今回、行ってみると島の全周が道路で繋がれていた。

漁港からちょうど島の裏側に「柱島」という無人島が浮かんでいる。この島は福岡県西方沖地震で形が変わってしまった。次に掲げるのは今日撮った写真だ。

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                                                                                                                                  地震によって表土が崩落してこのような姿になった。以前はもっと草木が島の表面を覆っていたという。(その写真をWeb上で探してみたが見つからなかった。)

島を一周して式典会場に戻る。島の復興対策委員長の挨拶が胸を打つ。地震の日、全島民が島外へ避難しなければならなかったこと。そして3年を経て復興を成し遂げ、島民が島へ戻ることが出来たこと。その間の苦闘がしのばれる。

今回、玄界島へ来てみて島の変貌に驚く。斜面に建っていた全ての住居は建て替えられていた。(次は今日撮影した写真だ。)

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                                                                                                                                                     強固な島のコミュニティの存在と、島外からの支援が復興を可能にしたと思う。一方で阪神大震災後の神戸は今も孤独死が続いているという。これでは完全復興とは言い切れない。地震列島である日本は仮に大地震が起きても被害を最小限に止めること、そこから素早く復興出来ることが必要なはずだ。しかし現状はそこから遠い。

そうしたことを考えながら、振舞われた料理を食べ、イベントを見た。

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