« PLUTO | トップページ | 不都合な真実 »

ラフレシア

昨日の「朝日新聞」でラフレシアの分類についての興味深い記事を見つけたので、以下に全文を転載する。


(引用開始)
ラフレシアはポインセチアの仲間 米グループが判定

2007年01月12日10時31分

 世界最大の花「ラフレシア」は、意外にも、ポインセチアなど花の小さな植物がほとんどを占めるトウダイグサ科に属すると、米ハーバード大などのグループが11日付米科学誌サイエンス電子版で報告する。葉や茎がないため形態からの分類が難しく、発見から約190年も中ぶらりんの状態だったが、DNAの解析から判定した。

熱帯アジアに分布するラフレシアは、ブドウ科植物の根に寄生し、光合成をしない。直径1メートルにもなる花で知られるが、他の植物との類縁関係がよくわからないため、独立したラフレシア科として扱われてきた。

 グループは、細胞内の小器官ミトコンドリアの遺伝子を中心に、ラフレシアを他の植物と比べ、トウダイグサ科の仲間と位置づけた。「この科の植物はほとんど花が小さく、ラフレシアの花がなぜこれほど巨大化したのか、進化の謎はかえって深まった」としている。

(引用終わり)


ラフレシアについてご存じない方は「朝日」のオリジナルの方にリンクしていただければ、写真を確認することができる。ポインセチアについて知らない方はおられないだろう。言わずと知れた「クリスマスの花(実は花のように見えるのは「葉」なのだが)」である。

この2種の植物が近縁であることがDNA解析で明らかになった、ということだから驚かされる。これまでの分類学は形態的な特徴を生物分類の根拠としてきたが、新しい分類学はゲノムの分析から生物の類縁関係を類推する。このため見かけが大きく異なる生物が実は「お仲間」だったということがこれから次々に明らかになるだろう。

それにしても、ラフレシアとポインセチアの共通祖先から分岐して、これほどまでに大きく異なる外見を持つに至る「進化」とは何であるのか?興味は尽きない。

|

« PLUTO | トップページ | 不都合な真実 »

「自然・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/185149/4916275

この記事へのトラックバック一覧です: ラフレシア:

« PLUTO | トップページ | 不都合な真実 »