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精霊の王

3週間ほど更新しなかった。時間がなかったわけではなかったが、精神的に余裕がなかった。

22日より「朝日新聞」にて夢枕獏の小説の連載が始まった。「宿神(しゅくじん)」という題だ。この小説の「序の巻」は「精霊の王」と題されている。これは2003年に出版された中沢新一の同名の論考に因むものである。この本において中沢新一は縄文に遡る古層の信仰形態の中心に存在する「シャクジ」なるものについて様々に論を展開している。実は「宿神」とはこのシャクジの別名である。

連載が始まったこの小説は歌人・西行とこの「宿神」との繋がりを主題とするものになるようだ。楽しみである。

※縄文の信仰については最近注目すべき出版がなされた。田中基(著)『縄文のメドゥーサ―土器図像と神話文脈 』 である。読後、ここで取り上げることになるだろう。

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コメント

初めまして。

新聞小説『宿神』と『精霊の王』についてyahoo blog検索で、検索したところ、こちらの記事に行き着き、トラックバックを送らせてもらいました。

投稿: newport8865 | 2006年12月25日 (月) 12時32分

newport8865様、始めまして。
コメントとトラックバックありがとうございます。

『精霊の王』は3年前に読み深い興味を覚えました。今回この本を種としたと考えられる夢枕獏氏の小説が「朝日新聞」にて連載され始めました。今日まで5回分が掲載されました。蹴鞠に興ずる少年が幼き西行ではないかと思いますが、今後の展開が楽しみです。

投稿: 七面草 | 2006年12月25日 (月) 23時39分

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» 新聞小説 宿神 (夢枕獏)始まる [佐久の柵に桜咲く]
2006年12月21日に、沖縄を舞台にした『メタボラ』(桐野夏生)が途中で放り出すような形で突然終結し、いきなりタイトルの小説が開始された。 これは、このblog でも取り上げた中沢新一「精霊の王」を読んでみたの冒頭をそのまま借りたような始まりになっている。 序章からして『精霊の王』である。 平安朝? 少年貴族が蹴鞠の練習をする場面から始まる。 どのような展開をするのか? この作者の場合、猟奇的な時代ものだろうということは予想がつくが。 ... [続きを読む]

受信: 2006年12月25日 (月) 12時25分

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